高等特別支援学校 親子面接 経験者からの注意点

親子面接アイキャッチ グレーゾーン

こんにちは、さなです♪

息子が中学3年生の時、高等特別支援学校の親子面接を経験しました。
(年明けに行われる、筆記などがある本試験ではありません)

放課後デイサービスの方から、注意点を2~3つ教えていただいたのですが、どんな質問がくるのかは全く未知数でした(;´Д`)

実際された質問は、一般高校と同じ自己紹介や志望動機などがほとんどでしたが、高等特別支援ならではの能力テストのような実技もありました。

さな
さな

初めてのことって緊張しますよね(汗)
私も親子面接はかなり緊張しました。
私の経験談で少しでも不安が解消されたらと思います☆

今回の記事では、
親子面接での質問内容、服装、
注意点などまとめています。

<こんな方に読んでほしい>

  • これから親子面接を受ける
  • どんな服を着て行ったらいいかわからない
  • 注意点を知りたい
  • 実際の経験談を聞きたい

この記事を読むと、実際の質問内容などがわかり、面接練習や対策ができるようになります。

緊張せず、万全の状態で面接ができるように頑張るニャ!

面接を受ける前に注意すること

指さす白い手

まずは、面接を受ける前の心構えや注意点についてお話しします。

私はこの情報を放課後デイのスタッフさんから教えていただいたんですが、ハッとしたことがありました。

実際通う場合のシミュレーションをする

電車

希望する学校がご自宅から近くても遠くても、シミュレーションしておくのは大切です。

特に遠方にある場合は注意が必要です。

私たち家族の場合かなり遠方に学校があったため、部活の朝練ありバージョン、朝練なしバージョンなど時間を変えてシミュレーションしました。

実際一緒にその時間の電車に乗って学校の門まで行き、通えるのか確認しました。(厳密にいうと、中学が休みの日にシミュレーションしたので平日と若干ダイヤが違いました)

正直、時間もお金もかなり使うので大変でしたが、本人が切符の買い方や乗り換えを完璧にマスターしたのでやってよかったと思います。

自分のことは自分で

まず面接以前に、学校見学の時から、生徒や保護者の様子は見られていますと教わりました。

なかには、近場の駅から見られていることもあるとのことでした。
(ただ、私が見た限りでは、駅に教職員らしき人は見当たらなかったので、これは放課後デイスタッフさんの冗談なのか・・・さだかではありません)

ですが、注意するに越したことはありません。

例えば、高等特別支援学校に電車で行くとします。

切符、保護者がパッパッと買っちゃいません?

その間、お子さんはボーっとしてたり・・・そのほうが早いじゃないですか。

でもこれから通うかもしれない高校ですし、通わないにしても自立のために切符は変えて損はありません。教えながら一緒に、もしくは先ほどお話ししたシミュレーション中に練習しておくのもいいと思います。

また、校内に入るとき、靴を脱いで持参した中学校のシューズやスリッパに履き替えますよね?

その時、保護者(特に母親)が「ほら、スリッパは?」「下足袋は?」などお世話を焼いてしまいがちですが、こちらの学校は就労を目指す場。

自分のことは自分でできないと就労どころではありません。

保護者がいないと身の回りのことができないのかな?と思われないようにしましょう。

私はというと・・・

日常生活でお世話焼きっぱなしでした(笑)

でも、このお話を聞いてからは意識的にお世話を焼きすぎるのをやめました。

両親そろって

スーツを着た男女

両親そろってと言いましたが、間違ってもシングルのご家庭がダメなんてことはありませんっ!!

私自身、母子家庭育ちなのでこの言葉は好きではないです。(それなのに使ってしまい申し訳ありません)

例えばですが、両親がいるにも関わらず、生徒と母親のみ、または生徒と父親のみでの面接は印象が良くないですよということです。

どちらかの保護者のみですと、

「本日お父様(お母様)はどうされましたか?」と質問されると思います。

私たち家族の場合は、お互い休みを取り親子面接に向かいましたが、夫や私の仕事について、学校行事にお休みを取ることは可能かなど、最初の質問でかなり詳しく聞かれました。

どの程度保護者のサポートがあるのか、教育や子供の成長にどのくらい熱心なのかなども見られているのかと思います。

どうしても休めない状況になってしまうこともあるかもしれませんが、できる限り事前に仕事を調整し、親子面接に挑んでほしいと思います。

服装について

制服を着た中学生

生徒は中学校の生徒手帳に記載されている通りきちんと制服を着る。

就労したときに会社の制服を着崩していてはいけませんもんね。

保護者は、スーツや落ち着いたキレイ目な格好でとのことでした。

キレイ目な格好・・・難しくないですか(汗)?

私はニッセンのオフィスカジュアルページを参考にしました。

<補足>
親子面接以前の学校見学では、デニムなどラフな格好の保護者もみえましたが、
できる限りオフィスカジュアルのようなキレイ目で落ち着いた服装をおススメします。
きちんとした格好で見学してもマイナスな印象にはなりませんし、むしろ良い印象を与えることができるかもしれません。

面接

路線バス

必ず、実際通う場合の公共交通機関で向かいましょう。

生徒も保護者もこの後の面接で「どうやって学校まで来ましたか?」と質問をされることが多いです。

私たちの場合も質問をされました。

そんな時、「お父さん(お母さん)の車出来ました」と答えたら、電車やバスは使えないのかなと思われてしまいます。

学校に到着後

青空と学校

学校に到着したら待合室に案内され、順番がきたら職員の方が呼びに来てくださいます。

そして 生徒と保護者、それぞれ別々の部屋に案内されました

どちらの部屋にも先生が2人ずついました。

生徒と保護者を別々の部屋で質問するのは、
答えの整合性を図る目的もあるように思います。

例えば志望動機を聞かれた際、保護者は
「将来的に就労し 社会に貢献してもらいたいと思っています。そのために御校の充実した実習や職場体験などが素晴らしいと思いました」
などなど・・・と答えたとします。

そして別室の生徒が志望動機を聞かれ、
「父(母)に勧められたからです。」
と答えたらどうでしょう?

高等特別支援学校は一般就労を目指すため、比較的厳しいところです。
生徒自身が本当に将来働きたく、そのためにこの学校に入学したいんだという強い意志がないと、途中でくじけてしまうことがあると学校見学の際、職員の方に教えていただきました。

どこの学校でもそうかと思いますが、志望動機は本当に大切です。
そして、高等特別支援学校では生徒と保護者が本当に同じ気持ちなのかも重要です。

また、普段お手伝いはしますか?という質問に、保護者が
(普段ゲームやYouTubeばっかりであまりしないけど、印象良くないだろうし・・・(;´・ω・) )
「毎日ではありませんが、お風呂掃除や洗濯ものを畳んでくれたりします」
と答えたとします。

生徒は正直に
「ん~、家ではYouTubeを見たりしてるので、お手伝いはできていません(*^▽^*)」
と答えたら・・・

はい、このお手伝いの件は、何を隠そう私と息子の実話です(恥)

質問内容 

面接を受ける学生

覚えている限りですが、質問内容を書いてみました。

保護者

・本日お仕事は?
・学校行事の際、お仕事はお休みできますか?
・学校までどのようにいらっしゃいましたか?
・〇〇君は公共交通機関は使用できますか?
・〇〇君の長所短所は何ですか?
・〇〇君の好きなことや特技はありますか?
・ご自宅での様子はいかがですか?
・普段お手伝いはしてくれますか?
・今までで何か困ったことはありましたか?
・将来どうなってほしいかなどありますか?

覚えている限りですが、こんな感じでした。
1人が質問し、もう1人が答えたことをシートに記入していました。

生徒

・名前と出身中学を教えてください。
・ここまでどうやって来ましたか?
・なぜこの学校に来たいのですか?
・中学校で頑張ったことはありますか?
・好きなことや特技はありますか?
・自分の長所短所を教えてください。
・高校入学後に頑張りたいことは何ですか?
・将来の夢や進路は考えていますか?
・お家で何かお手伝いはしていますか?

保護者の面接が早めに終わり、息子が面接を受けている部屋に案内されました。
ちょうど「お家で何かお手伝いはしていますか?」の質問の時です。
良く見せようと思ってはいけませんね・・・、反省してます(ーー;)

実技

ガッツポーズの学生

時計を読む

面接官が手元で時計の針を回し、息子に見せ何時何分かを答えるものです。
3つほど問題が出されました。

豆移動

大豆のような豆をお皿から、隣のお皿にお箸で移すというものです。
30秒くらいだった気がします。

リボン結び

エプロンを着て、後ろ手で腰にリボン結びをするものです。

お店屋さん

生徒が店員、面接官がお客さんになり、接客やレジを行う。
接客は、お客さんが入店時「いらっしゃいませ」、退店時「ありがとうございました」。
レジは電卓を使用しながら、値札を見て計算していくものです。

さな
さな

どの項目も、面接官が説明をしながら実演をしてくださいました。
実演、説明の後、生徒の番です。
どの程度の能力、理解力、失敗した際の対応など見られているのかと思いました。

生徒の面接官は2人だけでしたが、保護者面接が終わってからは、保護者の面接官も見守る中での実技でした。
保護者も合わせ合計6人の大人に見られながらの実技なので、かなりの緊張状態だったと思います。

まとめ

今回は高等特別支援学校の親子面接について、体験を踏まえお話させていただきました。
入学するには倍率も高く、入学した後も一般就労を目指すため、大変なことも多々あるかと思います。
ですが、お子さんと保護者が一般就労を本気で目指していきたいのであれば、とても良い進路先だと思います。
こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

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さな
さな

30代後半。
会社員の夫、発達グレーゾーンの息子、思春期またっだ中の娘、エキゾチックショートヘアーのお猫様と暮らしてます。
幼いころから本が大好き!今は洗い物や洗濯をしながらAmazon Audibleで聞く読書をしてます♪
雑記ブログなので何でもありですが、主に おすすめの本や、グレーゾーンの育児、簡単美容などを書き綴っています。

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